2016年度からの第24期を引き続き担当することとなりました.これからさらに2年間,人類働態学の思想や手法を継承しつつ,時代の流れに常に対応した学会になるよう,多くの方々のご協力をいただきながら進めていく所存です.どうか,よろしくお願い申し上げます.  

 2014年度に会長に就任してからの2年間は,まずいくつかの課題に取り組みました.ひとつは国際学術誌Journal of Human Ergology定期刊行の安定化です.編集委員会の委員長をはじめ委員の方々の努力により,発行の遅れは少しずつ解消の方向に向かいつつあります.さらに,投稿数そのものを増やしていくことも今後の課題として継続していきます.また,夏季研究会につきましてはここ近年土日の全国大会開催前日の金曜日に併設して行ってきましたが,平日に参加可能な会員が限られてきたことや,若手研究者の育成や世代を超えた交流にもつながるような研究会設置の要望から,2015年度より夏休みに合宿形式で開催することを始めました.まだ色々な内容を模索している段階といえますが,さらに充実した夏季研究会になるよう関係者一同頑張っております.そして,学会の実務を担当するメンバーとして,ベテランの理事に加え若手研究者の登用も積極的に行っております.若い会員の意見ができるだけ反映されるような体制づくりを進めてまいります.

 まだ十分な成果には至っておりませんが,これからの2年間にはさらに様々な企画の立案や会報の充実などもはかりながら,社会の流れやニーズに見合うタイムリーな情報提供を行っていく予定です.

 人が現実に生きるあり様を洞察し,より広い視点から人の理解を試みようとするのが人類働態学です.その基本には,人のミクロな生理からマクロな社会的行動まで,あるいは一個の人から集団としての人まで,様々な次元での複合的な見方があります.そして“木を見て森を見ず”的な状況に陥らないよう人を理解しようとする研究姿勢があります.それにより,心身の健康,労働・生活環境等の改善や新たな提案に繋げていくことがこの学会の特徴でもあります.こうした学会の identity をより高めつつ,会員の皆さま方の各分野における研究や勉学あるいは仕事のレベルアップにつながるような活動を続けていきたいと考えております.

 どうか,これからの人類働態学会をよろしくお願い申し上げます.

            

2019年9月吉日  第24期人類働態学会 会長
                       
 岡田 明
(大阪市立大学大学院 教授)






Copyright (C) 2009 HumanErgology Society All Rights Reserved
HES Secretariat :c/o The Ohara Memorial Institute for Science of Labour, J.F.Oberlin University 3F,
1-1-12,Sendagaya,shibuya-ku,Tokyo 151-0051,JAPAN TEL:81-3-6447-1330 FAX:81-3-6447-1436
e-mail: secretariat@humanergology.com